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旅猫レストランという猫活その14

こんにちは、渋谷です(*^^*)

今回はTNR活動をする時に使う捕獲器について少しお話しようと思います。

捕獲器には「踏み板式」「吊り下げ式」があります。どちらも細長い形状で、猫をごはんで誘導することと、猫の「狭い場所が好き」という性質を利用しています。

踏み板式は、猫が捕獲器の中に入り、板を踏むと入り口の扉が閉まる仕組みです。しかし警戒心の強い猫や賢い猫は、踏み板を踏まずに餌だけを持って行ってしまうことがあります。

吊り下げ式は、捕獲器の奥にあるフックに餌をかけておき、猫が餌を取ろうとしてフックが動くと入り口の扉が閉まる仕組みです。警戒心の強い猫もこの方法だと捕獲しやすいですが、中で暴れると、猫がフックでケガをしてしまうといった短所がある捕獲器でもあります。

ちなみに、私たち旅猫レストランで使用している捕獲器は踏板式のものです。

 

 

 

 

 

このように本番では紙皿にご飯を入れて、踏み台より奥にご飯を入れます。

そうすることで、パニックになった猫が暴れても器が割れたりすることもなく、怪我を防ぐことが出来ます。さらにご飯を奥に入れることで、猫のお尻や尻尾を勢いよく挟んでしまうリスクが減るのです。

観察期間もあるのですが、その期間中は扉が降りてこないようにロックする金具で扉と本体を固定しておきます。そして箱を上から被せることで、暗くなるので警戒心が少し和らぐようです。

また、捕獲器を設置するポイントは猫がよく通る場所人目につかない場所夏場は暑くなりすぎない場所に設置する必要があります。また、他人の土地や公共のスペースの場合必ず所有者の許可を取ってください。それと、捕獲器には連絡先や捕獲の趣旨などを書いて、よく見えるところに貼っておくことが必要です。

警戒心が強く、なかなか入らない野良猫ちゃんも珍しくありません。そのため、数日間かけて捕獲することもあります。においの強いごはんを入れてみたり、捕獲器は丸見えではなく毛布や段ボールで囲うと良いでしょう。

以上が捕獲器の説明になります。

お話は変わりますが、昨日捕獲したキジトラちゃんは今朝 動物病院さんに連れて行きました。今日の夜に受け取りなので、後日またご報告させていただきます。

本日もご高覧いただき誠にありがとうございましたm(__)m

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